t>

南カフカス地方の旧ソ連構成国アルメニアのパシニャン首相は6日、ロシア中部エカテリンブルクでミシュスチン露首相と会談した。ロシアがアルメニアへの圧力を強める中での開催となった。タス通信によれば、パシニャン氏は「両国関係にはいくつかの問題が生じている」と認めた上で、「問題を協議し、解決したい」と表明し、さらなる関係悪化を回避する意向を示唆した。
今回の訪露は、6月7日のアルメニア議会選でパシニャン氏の与党「市民契約党」が複数の親露派野党に勝利して以降、初めての機会となる。
アルメニアはロシア主導の軍事同盟「集団安全保障条約機構(CSTO)」と経済共同体「ユーラシア経済連合(EAEU)」の加盟国だ。しかし、2020~23年に隣国アゼルバイジャンとの間で起きた一連の紛争で、ロシアとCSTOが自国支援を怠ったとして繰り返し批判。24年にはCSTOへの参加を凍結した。一方で欧州連合(EU)への加盟手続きに着手するなど、近年は「ロシア離れ」を加速させている。
こうしたアルメニアの動きに不満を強めるロシアは、今年5月下旬以降、数多くのアルメニア産品を禁輸対象としている。
(小野田雄一)